SSブログ

UGGの誤解① [ネット上の誤解]

ネット上でもっともありがちなことが、
UGG=ブランド名 という誤解です。

「NIKE」や「GAP」のような、
UGGというブランドが存在しているわけではありません。


UGGとは「ムートンブーツの総称」です。
UGGを製造しているメーカーは世界に大小約80~100社ほどです。

「UGG」ブランドと、とてもよく誤解されている
ブランドの正規名称が、「UGG Australia」です。

UGG4.jpg

-------------------------------

「UGG Australia」とは?

もともとは、オーストラリアのブライアン・スミスが
アメリカのカリフォルニアに立ち上げた会社です。

カリフォルニアのサーファーの間で広く使用されるようになっていた1995年、
ブライアン・スミスは、その会社(Ugg Holdings, Inc.)を
アメリカのシューズメーカー、デッカーズ社(Deckers Outdoor Co.)に売却しました。

1999年にデッカーズ社は「UGG Australia」の名称を
アメリカやヨーロッパで商標登録しました。

UGGはキャメロン・ディアス、パリス・ヒルトン、
など数多くの有名人が愛用することで有名になりました。

生産数の急増に伴い、
デッカーズ社は中国で大量生産を行うようになりました。

しかし「UGG」はそもそも「ムートンブーツの総称」ですので、
オーストラリアの他のUGGメーカーとの訴訟が発生しています。

-------------------------------

現在、「UGG Australia」は中国産です。

その他の大小100社のオーストラリアのUGG製造会社は、
NZ産やオーストラリア産です。

「UGG Australia」以外にも、UGGブーツは多数存在しているのです。

ところが「UGG Australia」だけが唯一のUGGだと勘違いされて、
「中国産でないブーツはUGGでない偽物です」
などの誤った情報を、ネット上で発信している方がいます。


「UGG」は、ブランド名ではありません。
「UGG Australia」が、
UGGブーツを扱う有名ブランドなのです。








共通テーマ:ショッピング

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。